トゥーリオ「鉄壁」by田中マルクス闘莉王 | BOOK PEOPLE 小学館
――闘莉王選手は常々オリジナルな選手になりたいと公言しています。攻撃的ディフェンダーとも呼ばれていますし、本来の最終ラインのみならず、実際にボランチやFWを務めることもあります。サッカー選手として、目指す先はどこにあるのでしょうか?
200を実行する方法「僕は渋谷幕張高校を卒業してから、2001年にJ1広島でプロ生活をスタートさせました。その時、最初に掲げた目標を今でも覚えています。『これまでにない選手になりたい』というものでした。当時はまだ左足のキックなど、技術的にはまだまだなことも多かったし、1対1の駆け引きなどの部分でも未熟なところがたくさんありました。でも、元々ブラジル時代はトップ下をやっていましたし、最終ラインで身体を張った守備をしながらも、攻撃参加して、ゴールを狙う姿勢など自分自身の良さを、プロの舞台でも表現できると信じていました」
――今は、それが出来ている?
日産クエスト1997年に燃料ポンプを交換する方法「う〜ん、それはすごく難しい質問です。あの当時と比較して、空中戦での競り合いやフィード、攻撃の組み立てなど、自分の武器と呼べるぐらいに向上していると思っています。ただ、結果として、僕が新しいタイプの選手になっているかどうかは、ファンを含めた周りの人が判断することだと思います。僕自身は、新しいタイプの選手になっている、という感触を感じることができるよう に日々練習で努力していくだけです」
――ブラジルや海外で、目標にしていた選手はいましたか?
厚サンダーは何ですか「いませんね。子供の頃はテレビで見ていたロマーリオやリバウド(往年の元ブラジル代表の名FW)に憧れていました。2人とも凄い選手でしたね。一流の選手は絶対に頭がいい。プレーに知性も感じました。それだけに日本代表の遠征(6月のW杯アジア最終予選)でウズベキスタンを訪れたとき、名門・プニョドコルに所属しているリバウド選手と、あいさつできたのは嬉しかったですね。ただ、今も昔も目標とする選手はいません」
――参考にしている選手は?
「それは、いっぱいいます。今でも、ヨーロッパリーグの試合を見ていると、勉強になることばかりです。前線へのフィードの上手な人、オーバーラップのタイミングが最高にうまい人、ヘディングが強い人、世界には色々な名手と呼ばれる選手がいますが、彼らのプレーを見ながら、こういう位置でパスを待つんだなとか、自分に置き換えてイメージを膨らませています。自分の持っているキックならこのコースは狙えない。だったらこういう種類のキックで精度を高めて行こう。そんなふうに、練習や試合でも、試行錯誤を繰り返しています。色々な選手のいいところを、自分なりにアレンジして取り入れる。それが大切なことだと思っています」――ニュータイプを目指す闘莉王選手が、一番こだわる部分とは?
「何が何でも勝つことですね。自分の中では試合に勝つことが最優先。いくら善戦して、内容が良かったとしても、負けてしまえば意味はない。それが勝負の世界です。サポーターとはいつも勝利の喜びを分かち合いたいと思っています。無失点で抑える。そして、貪欲にゴールを狙う。この自分自身のスタイルは変えるつもりはありません。チームのために自分が一体何ができるのか、突き詰めていきたい。レッズでも日本代表でも、どんな監督でもそこの部分は変わらないと思います」更新日2009年10月14日
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