DIY 日曜大工で家をつくる バックホウ(ユンボ)を運転するには?
バックホウとは、油圧ショベルの一種で、今や土木工事現場の重機の主役といってもいいでしょう。この機械を見たことがない人はいないと思います。
(ユンボと呼ばれることもありますが、ユンボはもともとフランスのSICAM社の製品呼称で、バックホウの方が正式名称のようですよ。)
自分で基礎工事をするときに、このバックホウがあると百人力です(^^)v
でも高い機械なので、さすがに買うわけにはいかない。 でも、レンタルして使うという手があります。今回はそのお話です。
家の基礎をつくるためには、基礎コンクリートと、その下の割りグリ石(または砕石)の層の下端まで掘り下げなければなりませんが、
この作業をすべて人力でやったらとてつもなく大変な労力がかかります (-_-;)
西日本などの暖かい地域ならともかく、寒い地域では、冬に地盤が凍結しない深さまで掘り下げておかなければならないので、我が家では60cmくらいまで掘りました。
それ以上浅いと、うんと寒い日に地盤が凍結したとき、基礎ごと持ち上げられてしまう恐れがあるのです。(霜柱が立ち上がるのと同じですね。)
修行をしているわけではないので、こんなに深くまでスコップで掘るのは嫌ですね。
そこでどうしてもバックホウが必要になります。
一口にバックホウといっても大きいのから小さいのまであり、大きさは普通、バケット容量で表します。
つまり、バケット(アームの先端についている、土を掘り取る部分)一回でいくらの土を掘り取れるかということなんですが、
道路や河川などの一般的な工事現場では、バケット容量0.6立方メートルクラスのものが多いようです。
家の基礎工事ではこんなに大きいのは要りません。
私は0.05立方メートルのをレンタルして使いました。こういうのを一般にミニバックホウというのですが、このくらいが丁度使いやすいです。
レンタル料は一日8千円でした。
パレットを取る人
バックホウの腕の名称
バックホウは、作業する腕が3つの部分に分かれていて、名称は根元のほうからそれぞれブーム、アーム、バケットと言います。
このバケットに土が目一杯盛られる量で、バックホウの大きさを表していて、画像のものは私がレンタルしたものですが、0.05リューベという小さなサイズです。
ミニバックホウとも言います。これで十分!
ミニバックホウの操作方法
奥深いテクニックのある機械だそうですが、基本操作自体は、意外に簡単(^^)v
運転席の正面に2本のレバーがあり、ぞれぞれ右は右の、左は左のキャタピラを回転させるレバーです。これで機械本体を前進させたり後退させたりします。
もちろん、例えば右のレバーだけを前に倒すと機械本体は左へ回ることになり、そのようにしてカーブを切ります。
気をつけないといけないのは、バックホウの上半分は360度旋回できるので、180度旋回した位置で作業していることも多く、そういう場合は、もしも機械を前進させるつもりでレバーを前に倒すと、自分が座っている方向から見てバックの方へ進んでしまうことです。
運転席は後を向いているのに、キャタピラの部分はあくまで「前」を向いているからこういうことが起きるのです。
これ、慣れないとビックリします。
左右のサイド にあるレバーが、アームやバケットを動かしたり、機械本体を旋回させたりするレバーです。
はじめはぎこちないですが、30分ほど動かしていると上手に掘り取れるようになります。
慣れてくると、アームとバケットを同時に動かし、且つ、機械を旋回させながら・・・なんてことが出来るようになるので。
あっ、プロから見ればそんなことはアタリマエの操作ですけどね(^^ゞ
また、ミニバックホウは大抵、小型のブレード(ブルドーザーのような排土板)がついていますから、
ちょっとしたブルドーザーがわりに、バックホウを前進させながら土をならすなんてこともできます。
また、ミニバックホウは小さいため安定感があまりありませんが、移動しない場合はブレードを下げることにより、安定して作業できます。
どのように投与量の電気字幕制作者の仕事
ミニバックホウのレンタル
ミニバックホウは、建設機械リース屋さんからレンタルできます。借りる場合は、リース会社に電話して
「コンマゼロ5のミニバックホウ一台」と言えばいいのです。
このクラスのやつは運転席が壁で囲まれていません。そのかわり屋根だけはついていますから雨の日でも大丈夫。
私が借りたときは、0.05クラスのミニバックホウ。 レンタル料は1日当たり8000円でしたけど、自分で運べないので運搬費も別途かかります。
片道1万円でしたから、往復運賃を入れると3万円近くになってしまい、決して安いものではないです。
うまくやるには、連休の前日に借りると、1日分の料金で休み中も毎日作業できることがあり、交渉次第(^^)v
まあ、GWや3連休などに集中してやると、住宅基礎の土工くらいなら片 付いてしまうので、やっぱり重宝します。
燃料(軽油)は自分で入れます。
運転操作も、初めてだと言えばリース会社の人がひととおり教えてくれます。
バックホウの運転資格を取るには
バックホウのような機械は、一般に、「車両系建設機械運転技能講習終了証」という資格を持っていないと運転してはいけないと言われているものの、法律の解釈によっては、「従業員に操作させる場合の話なので、個人のセルフビルドで使うには関係ない。」・・とも取れます。
でもやはり、安全には細心の注意を払いたいもの。
無知な状態で使うと危険なので、講習は受けたほうがいいと思いますよ。
ミニバックホウのような重量3トン未満の機械については、建設会社などが独自に行う特別教育を受講していれば、前記の終了証はいらないことになっています。
しかし建設会社の人でもない限り、特別教育なんて普通は受ける機会はないわけですが、教育代行してくれる機関もあるようです。
ネット� �調べてみると、講習は2日間で費用は1万5千円位ということですので、興味があったら問い合わせしてみてはいかがでしょう。
参考ページ
⇒ コマツ教習所 東京センター (小型車両系建設機械)
⇒ コマツ教習所株式会社
どのように大豆油は、生成されます
また、このHPの掲示板に、実際に講習を受けられた方々から、以下の情報がありましたので紹介します。
(2007年9月時点)
1 | > ミニバックホーの免許取得は、コマツなどの特別教育を受講されたのでしょうか。はい、2日だけの特別教育です。千葉県市川のコベルコ教習所。 1日目が教室で講義、2日目が実車教習です。 3t未満しか乗れませんが、3tて住宅建設には充分過ぎるほどの大きなバックホーまで乗れます。 講習には水道工事屋さん塗装工事、現場監督さんなど各業種の職人さんが集まるので知り合いをつくるのにも良い機会になります。 | |
2 | > ミニバックホーの免許取得 費用とか日数とか講習所とかはどんな感じだったんですか。 私もコベルコでとりました。みるみるさんの内容と同じです。 ただ、人数は少なく全部で6人。しかも私以外は産業廃棄物業者の方々でした。20代前半の女の子もいました(ちょっとビックリ)。 住友、コマツ、日立、コベルコ、キャタピラーなど、講習所は結構近くにあるんです。 講習費用15000円、電車賃はたしか合計で3000円くらい。 |
なお、「車両系建設機械運転技能講習終了証」を取ってしまえば、ミニバックホウはもちろん、大型の重機も運転できます。私はこれを取りました。
セルフビルドのための豆知識
【目次】
●設計って、何をすればいいの?(1)
●設計って、何をすればいいの?(2)
●家の設計図を描くには?
●必要な図面の種類とは?(1)
●必要な図面の種類とは?(2)
●欠陥住宅にならないか?(1)
●欠陥住宅にならないか?(2)
●欠陥住宅にならないか?(3)
●道具は何が必要?
●バックホウを運転するには?
●バックホウ運転資格取得講習体験記
●生コンの「配合」って何?
●鉄筋を加工するには?
●工期が長いのは悪いことか?
●「力」が必要なのはどの部分か?
●重い材料を扱うには?(材木)
●重い材料を扱うには?(屋根材)
●重い材料を扱うには?(壁材)
●模型をつくろう(1)
●模型をつくろう(2)
●模型をつくろう(3)
●墨付けの原理
●墨付けの道具(1)
●墨付けの道具(2)
●継ぎ手と仕口
●丸ノコの話
●基礎工事の材料、価格などについて
● 木材の手配(材木の価格、柱など)
●木材の手配(人工乾燥材について)
●木材の手配(集成材について)1
● 木材の手配(集成材について)2
● 材木の種類や寸法について
● 木材の手配(梁や土台について)
● アウトレット建材店からの資材購入について
● 建築資材の手配について
● トップライトの話
● 屋根の勾配のことなど
● 屋根工事の話
● 設備との関係
● 電気配線工事の話(1)
● 電気配線工事の話(2)
● 第二種電気工事士の資格を取るには? 筆記試験編
● 第二種電気工事士の資格を取るには? 技能試験編
● 自分で電気配線工事をする手順
0 コメント:
コメントを投稿